家は自然から切り離すためにあるものではありません。

家は「自然」と「身体」の間に在るもので、身体を守りながら、自然から受けるポジティブなイメージを家の中でも感じられるように、自然を活かしていくものだと考えています。

まるまる舎では敷地ごとに違う太陽の光や風の流れに合わせて、建物の角度、窓の位置や大きさ、庇の出をコントロールすることで、求める空間に応じて光や風の量を調整したり、光や風や水をエネルギーに変換して活用します。

自然の要素を上手に取り入れると、設備（空調や照明）に頼らない環境負荷の少ない家ができます。

家はさまざまな素材から出来ています。
自然にある素材を形を変えて活用します。
直接肌に触れる床や壁には無垢のフローリングや漆喰や珪藻土、目に見えない断熱材にもなるべく羊毛や紙、コルク等を使います。

家に入る光や流れる空気、肌に触れる自然素材の感触や香りをかぎながら、窓から見える景色を眺めると、まるで自然の中に身を置いたような心地良さが感じられる、そんな家づくりを目指しています。

※住宅や店舗等の設計・監理、コンテナを活用した企画や住宅診断等も行っています。

人も自然の一部であり、食べたもので身体は作られます。
野菜や魚に旬があるように、身体の状態も季節によって変化します。
旬の食材には、温める、冷やす、潤す、疲労をとる、免疫力を高めるといった、季節に応じて身体の状態を整える効果があります。旬の食材による季節を感じる料理は、目に楽しいだけでなく、身体にとっても大切なものです。

こにまるカフェでは農園で育てた旬の有機野菜、旬の魚、人間の都合ではなく本来の生育環境や食生活によってストレスが少なく健康的に育った肉や卵、発酵食品、大豆加工品などを化学調味料や添加物を使わず、食材そのものの味や力を活かした調理を心掛けています。

WAnest（越谷市蒲生）での実店舗営業を経て、現在はカフェでのランチ提供、イベント出店、ランチボックスやケータリングを行っています。今後はデリ販売を新しい軸に、加工品のネット販売も準備しています。

出店スケジュールはinstagramをご確認ください。

こにまる農園にはたくさんの草が生え、虫がたくさんいます。草も虫も人間の都合だけで敵にはしません。
草は虫や微生物たちの住処になり、ごはんになります。野菜を育てるために微生物を育てているような感覚です。

野菜は太陽の光を浴び、空から降った雨を土から吸い上げ、風にそよぎながら、適度に草に囲まれて育ちます。当たり前の事に聞こえるかもしれませんが、「自然な状態である」ことを何より大切にしています。

農薬や化学肥料、動物性の有機肥料も使わずに、微生物の力を借りて土を豊かにします。その土に合う野菜をその野菜に合う時期に育てることで、野菜本来の力が発揮された味の濃い、生命力の高い野菜づくりを目指しています。

固定種や在来種と呼ばれる多様性をもった種を蒔き、育て、種を採ります。
化石燃料に頼らない手作業による野菜づくりを行うことで、次世代へと繋がる持続可能な農業でありたいと思っています。

野菜は販売もしていますし、農作業体験のワークショップも企画していきます。
販売スケジュールや畑の状況はinstagramをご確認ください。